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◆ダーゴル大佐のお言葉:CD1巻

1.ダーゴル大佐初登場(1話)

マリーサ「ダーゴル大佐、よろしいですか?」
ダーゴル「なんだ?」
さすが大佐。第一声からして貫禄がにじみ出ております
マリーサ「スペースコロニー内部の制圧は完了いたしました。現在、マハの制圧部隊は、市内に潜伏しているメタトロン組織の残党を狩りだしています。
ダーゴル「メタトロンの幹部連中は取り逃がしたようだな。
マリーサ「はっ・・・・全ての港を封鎖しましたが、思いのほかメタトロンの動きがはやく・・・・
ダーゴル「これ以上は逃すなよ。
組織の長としての厳しいお言葉。それもまたしびれます。
マリーサ「はっ。
ダーゴル「マハの初陣としては成功だな。ナジス大尉、乾杯につきあってもらおう。・・・・・・マハの栄光と地球の未来に」
マリーサ「乾杯・・・・・・大佐、ウリアン少尉ですが、メタトロンのアジトから例の物を手に入れたそうです。」
ダーゴル「ほう?すぐに見てみたいな。ここに呼べ。」
マリーサ「はい。」
そこにヘラス市長が闖入!
衛兵「市長!困ります。勝手に入られては。」
市長「ダーゴル大佐!」
ダーゴル「市長、なにか?」
市長「市内を飛び回るマンマシーンを全てコロニーの外へ出せ!これではまるで戦争だ!」
ダーゴル「マンマシーンをコロニーの中に入れたのは部下の安全を守るためです。メタトロンが新型マンマシーンを保有しているという情報がありましたので。実際にはマンマシーンどころか戦艦まで作っていたようですが。・・・これでは、このコロニーがメタトロンの本拠地と思われても仕方ありませんな。」
市長「わたしは知らん。そんな話は聞いていない!」
ダーゴル「市長、お引き取りください。市長には、いずれ連邦政府から何らかの処分が下されるでしょう。」
市長「大佐、聞いてくれ。スペースコロニーにはスペースコロニーの事情がある。それを連邦政府はわかろうとしないんだ。」
ダーゴル「どうぞ、お引き取りを。」
市長「大佐!」
衛兵「市長、こちらへ!世話を焼かせないで下さい!」
市長「は、離せ!失敬な!離さんか!」
ダーゴル「政治家や官僚は、目の前の利権だけに目がいき、広く世界を見つめようとはしない。そんな連中に世直しはできない、ということだ。」
仰るとおり。所詮議会民主主義は国民ではなく、利権・議会にしか目を向けない政治家しか生みません
マリーサ「はい。」
ダーゴル「あの市長のような連中をぬくぬくと生き延びさせているのが、いまの地球連邦政府だ。だからこそ、革命を起こす必要がある。しかし、我々はメタトロンとは違う。連邦政府の中にあって変革を起こす。それがマハのやり方だ。」
マリーサ「そして地球にマハの王国を作りあげる。」
ダーゴル「そうだ。我々は地球に戻るべきなのだ。我々人類を生み、育んでくれた母なる大地に。」

2.ダーゴル大佐、ウルをけしかける(1話)

ウル「ウル・ウリアン少尉、参りました。」
ダーゴル「ご苦労だった。」
ウル「これが、メタトロンのアジトで手に入れたディスクであります。」
ダーゴル「うむ・・・暗号化されているはずだ。ナジス大尉、このディスクを至急、解読してくれ。」
マリーサ「はい」
ウル「あのディスク・・・・やはり、シャア・コンテニュー・オペレーションに関するものでしょうか?」
ダーゴル「メタトロンからこちらに寝返った男の情報によると、まちがいない。」
大佐のカリスマ性に皆マハに寝返りたがるのですよ。
ウル「本当に存在するのですか・・・・シャア・アズナブルのメモリークローン。」
ダーゴル「ウル、お前はどう思う?」
ウル「はっ。・・・・シャア・アズナブルの記憶を持った人間を作り出すのは、技術的にいって、かなり困難な点があると思われます。」
ダーゴル「しかし、不可能ではない。」
ウル「はい。ですが、ここで問題になるのは、シャア・アズナブルという名前の持つ意味です。シャア・アズナブルは1年戦争を起こしたジオン・ズム・ダイクンの息子です。シャア自身も、地球連邦政府に反旗をひるがえし、軍を率いて戦いました。シャア・アズナブルはいわば、スペースコロニー独立運動のシンボル的な存在なのです。」
ダーゴル「だから、メタトロンがその名前を利用した、というのか。だが、メタトロンはひそかに戦艦を建造し、マンンマシーンを開発し、軍隊まで作りあげた。奴らは本気でスペースコロニーの独立運動をするつもりだ。」
ウル「ダーゴル大佐・・・、その口ぶりでは、シャアのメモリークロン、信じておられるようですが・・・」
ダーゴル「百年前の英雄を現代によみがえらせる。愚かなロマンチストどものやりそうなことだ。その考え自体は、嫌いではないが・・・・もし、現実のものとなったら厄介だ。」
すでにこの段階で大佐はメモリークローンに対して興味を抱いておいでです。
ウル「潰しておきますか・・・・いまのうちに。」
ダーゴル「まかせよう、ウル・ウリアン」
それが全ての間違いの元だったのかも・・・

3.ダーゴル大佐お食事す(第4話)

マリーサ「フフ・・・気づきましたか、大佐。
ダーゴル「ン?」
大佐はこんな一言でさえ、聴くものをしびれさせます。
マリーサ「大佐が入られてから、曲が変わりました。ワーグナーに。
ダーゴル「ああ・・・・・」
マリーサ「このレストランの支配人、ダーゴル大佐の好みを知っているようですね。
ダーゴル「それぞれの立場に応じた処世術、というものがある。ここの支配人はよくわきまえているようだ。」
マリーサ「マハがヘラスを支配した、という証拠ですわ。
ダーゴル「うむ・・・法律的な問題も決着した。メタトロンのかつての拠点が、スペース・マハの本拠地となる。皮肉な話だな。」
法律的な問題とはどんな問題なんでしょ?土地の登記簿とか?(笑)
マリーサ「ウリアン少尉、救助されたと聞きましたが。
ダーゴル「行方不明となった潜水艦の乗組員とともに救命ボートに乗っていた。ホンコン・マハの捜索隊が発見したそうだ。」
マリーサ「メタトロンが地球に降りていたとは意外でした。
ダーゴル「それだけアフランシ・シャアに価値があるということだ。」
マリーサ「どうされます?
ダーゴル「アフランシ・シャアを地球に足止めする。メタトロンは自力で宇宙に上がるルートは持っていない。スペースシャトルを押さえれば、それで終わりだ。あとはウルにまかせればいい。ウルも今回の失敗をつぐなうチャンスをほしがっている。」
・・・やっぱりそれが間違いの元のような・・・ウルに関しては大佐の目も曇ってしまわれるのでしょうか?
マリーサ「大佐はウリアン少尉のこと、買っておいでですね。
ダーゴル「そう思うか?」
誰が見てもそう思いますって。
マリーサ「はい。ウリアン少尉をマハに入隊させたのは、大佐だとお聞きしています。
ダーゴル「ウルの目が気に入ったのだ。やつは野望を秘めた目をしている。」
マリーサ「野望・・・・・?
ダーゴル「ウルは世界を手に入れたい、と望んでいるのだ。そういった野望が、わたしの力となる。わたしは、ウルのような人間をつねに周りに置いておきたい。」
Zは人の意志を、大佐は部下の野望を取り込んで力にしているんですね!(謎)
マリーサ「でも、いつか大佐の喉笛を食いちぎるかもしれませんよ?
ダーゴル「そのときは、わたしに力がなかったということだ。しかし、むざむざやられはしない。」
マリーサ「ええ・・・わたしも大佐の力を信じます。
ダーゴル「ふふ・・・地球逆移民計画は、これから本格化する。忙しくなるぞ。」
ここで初めて「地球逆移民計画」という言葉が登場いたします。

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