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◆キャラクターデータ一覧:ア行

アザリア・パリッシュ  

ズィー・オーガニゼーションの実質的な指導者である初老の男性。組織内の階級は少将。シャア・コンテニューオペレーションに呼応し、再来した「シャア・アズナブル」をリーダーに据えた国家的な規模の反地球連邦組織を確立するために、スペース・コロニー各所に散在する反地球連邦運動を糾合する組織としてズィー・オーガニゼーションをつくりあげた。そのためアフランシに対してシャアその人として期待することが多く、アフランシとの初対面では天佑とまで喜んだ。だが、その思考は教条的で硬直しており、「閣下」と呼ばれることを拒むアフランシに対しては、リーダーになるのが嫌ならば不穏分子もしくは敵として扱うとまで言い放った。その「リーダーであるシャア・アズナブル」に対する過剰な期待がアフランシには戸惑いを、パリッシュには失望をそれぞれ生んでいくことになる。31の2乗に到着したばかりのアフランシが指揮権を発揮してクリシュナ奪還作戦を発動させた際には反対し、アフランシの職務権限の縮小まで提案したが、アフランシに一喝され結局は「くれぐれも軽挙妄動だけはお慎みください」と言い残し指揮権をアフランシに譲り渡すことになる。アフランシが指揮権を把握した後は組織に求心力が生まれたためか、これまでの優柔不断に見える態度が一変するが、そのために組織や運動自体を貴いものと思うようになり、目的と手段が入れ替わってしまう。アフランシが地球に下りた後はエアフォース3の降下やヌーボ・パリ爆撃、ガイヤス部隊の降下など支援・補給活動を行うものの、アフランシの「リーダーであるシャア・アズナブル」の資質については半ば見切りをつけていた。くしくも連邦政府内のマハが、本来メタトロンがやるべきであった「反地球連邦的行動」に出たために、利害が一致した地球連邦と共闘することになる。その条件として中央閣僚会議から出された「アフランシ・シャアの排除」をブノア・ロジャックに命じた。半ば見切りをつけていたとはいえ、一度はシャアの再来と受け入れたアフランシ排除の命令を下すにあたり、まだ迷うような発言をしメンム艦長にたしなめられていた。(初出 2巻10章)

マザー・メタトロンの実質的な指導者。頭でっかちで教条的な典型的「主義者」であり、アフランシのことも個人ではなく「シャアのメモリークローン」としか見ようとしなかった。元々は地球連邦軍の軍人であったが、連邦内部の腐敗に嫌気が差して10年程前に退役しメタトロンに参画した。同じ連邦軍出身のダーゴル大佐に対しては競争意識があるのか、『地球連邦軍の中にいて甘い汁を吸いたいだけ』と過小評価し、『われわれには志がある』と精神論を振りかざす。そのためかレジスタンス組織にかかわらず上下関係には厳しく、アフランシのことを呼び捨てにするスパシアス号のクルーに対して、「閣下」と呼ぶよう注意している。マハ追撃作戦の会議において様子見をして勢力回復に努めるようアフランシに進言するが取り入れられず、逆にその教条的な部分を疎まれ、アフランシに作戦の強行を許してしまう。また一向にシャアを演じようとしないアフランシに対しても失望の色を隠せず、お互いの溝が深まっていく。アフランシが地球に下りた後は彼を見捨てて一切の補給・支援活動を行わなず、結局は自らの安寧のために理想を捨て、アフランシを切り捨てて連邦と手を組むことを決意した。[声:麦人](初出 7話)

アフランシ・シャア  

シャア・アズナブルの記憶を受け継ぐメタトロンのリーダー。白人の純血種を連想させる金髪の青年。体内のどこかで何かがカチカチと音を立てている感覚を感知しながら生活してきたが、それこそが彼の記憶巣の最奥部にあるセルチップが目覚める音であり、彼がシャア・アズナブルの記憶を受け継いでいる証でもあった。外見的にもシャア・アズナブルに似通っており、ミランダはシャア・アズナブルの写真とアフランシを見比べて「シャアその人に見える」と感じていた。19歳まで南太平洋にある環境保護区の島で育つが、育ての親ガバ・スーの遺言により宇宙に出ることを決意する。頭のなかで響く音に導かれるように、嵐の夜にカヌーで島を抜けると、たどり着いた島でトルース・シュトロンガーと知り合う。トルースから自らの名前についての意味を教えられるが、釈然としないものも感じ、別れ際にはトルースを論破する。島から追ってきたエヴァリーに改めて別れを告げるものの、彼女がトルースの差し向けたシージャックの人質にされたことをきっかけにホンコンまで2人で向かうことになる。自らの出自とこれからの運命に不安を抱きながらホンコンにたどり着いたアフランシだが、そこでミランダの出迎えを受けバアム・ゼーゲンのもとへ連れて行かれる。バアムは宇宙へ上がるための手段としてアフランシに、モスポール保存していたゾーリン・ソールを「遺産」と称し引き渡す。ホンコン・マハの襲撃を受け、考える暇もなくゾーリン・ソールに乗り込んだアフランシはエヴァリーに別れを告げ、ミランダの助けでスペースシャトルをジャックして宇宙へと向かう。暗礁宙域で迎えに来たスパシアス号ではマドラス船長らその後アフランシにとって同志とも言える仲間と出会うことになる。そのスパシアス号はサイド2のコロニー・ヘラスへと向かい、アフランシは初めて見るスペースコロニーの光景に圧倒される。ヘラスに降りたアフランシだが、マハの襲撃に会い逃げ出すも、土地勘の無さから警察に逮捕されてしまう。意識を失っている間にマハによって自白剤での尋問を受け、さらに発信機まで飲まされてしまう。警察の拘置所の中で目覚めたアフランシは「殴ったり殴られたり」でトット・ゲーリングと知り合う。彼の名前は釈放後メッサーに絡まれた際にも役立った。ジョー・ミランダと合流してからは、ウルに拉致されたクリシュナを救出に向かい連邦軍のガウッサを鹵獲。ケランのガイア・ギアαと共にズィー・オーガニゼーションの本拠である31の2乗へと向かう。そこでアフランシを待っていたのはパリッシュ提督ら教条的な主義者の集団であった。自分を「シャア・アズナブルの後継者」として盲目的に崇める態度、さらにそのような扱いを拒否すると「不穏分子として待遇する」と言い放つ極端さに言いようのない嫌悪感を抱き、いずれここを出て行くことをアフランシは考える。それでもリーダーとして期待された役割を演じるため、「メタトロン機関」及び「マザーメタトロン」の命名とクリシュナ奪還作戦の発動を指示する。そのような不安定な立場に身を置いたことにより地球からの見知った仲間であるミランダへの依存が強まり、彼女の顔を見ないと安心できない自分に多少の嫌悪感を抱くようにもなっていた。クリシュナ奪還作戦ではケランに代わってガイア・ギアαに乗って出撃。ベテランパイロット顔負けの操縦でウルのブロン・テクスターと戦い、ケランの時は全く反応しなかったサイコミュが作動していなくても反応するなどニュータイプの片鱗を見せたことにより、提督らからは一定の信頼を得る。作戦終了後、返還された人質の中にメッサーたちを発見すると、彼らのパイロットとしての素質を買い直轄のマン・マシーン部隊に編入する。それはメタトロンが主義者の集団であることを強く感じていたからこそ、メッサーのような異物を混入させて組織に活力と多様性を持たせたいという意識でもあった。マハ追撃作戦では彼らを捨石として扱うことで他のマン・マシーン部隊が降りられれば良いという冷徹な見方もできるようになっていたが、一方でもし生き延びることが出来れば彼らは増長もするが優秀なパイロットになるとも考えていた。この作戦では自らもガイア・ギアαで地球へ降りるが、それは戦闘者に没頭することで事実上シャアの後継者としての役割を放棄することでもあり、それがアフランシにその役割を期待していたマザーメタトロンの失望と地球連邦への編入につながっていくことになる。(初出 1巻1章) 地上に降りてからも、アフランシは組織のリーダーではなく戦闘者として振舞い、結果リエージュの戦闘ではマン・マシーンを3機、ケランとサエス2人のパイロットを失うことになり、「こっちに来てから慌てても遅い」とマドラスに苦言を呈されてしまう。事態を打開するため環境破壊を顧みず衛星軌道上からヌーボ・パリをミサイル攻撃することを決定し、マザーメタトロンへ支援を要請。それを受けマザーメタトロンからは支援物資を積んだエアフォース3が降りてくる。この時ミランダもそれに乗り地球に降りてきたのだが、宇宙へ上がった頃の右も左も分からない状態とは違い組織の責任者としての重さを実感しつつあるアフランシに、彼女の存在は少々鬱陶しさも感じさせるようになっていた。それでもガイア・ギアαでの戦闘にこだわるアフランシに対し、マドラスやミランダはガイア・ギアαのメインパイロットをメッサーに変更する決定を行う。それはアフランシにパイロット視点ではなく指揮官視点を持ってほしいという意思表示でもあった。この決定にアフランシ自身は、組織を束ねることが「アフランシ・シャア」ではなくもう一人の自分である「シャア・アズナブル」に従うことのように思われ、それに対する反発がパイロットに逃げていたのだと自覚させられる。だが、結局アフランシは最後までパイロットであることにこだわり「シャア・アズナブルがどんなに偉大であっても、僕はクローンではない。なら、この小ささの意地だけでケリをつけてやる」と「アフランシ・シャア」として事態を収拾させることを決意する。またメッサーから戻ったガイア・ギアαのサイコミュもリアクションが先鋭化。アフランシの反応を超えて意志より早く反応するようになり、それによりアフランシの意志が肉体のキャパシティを超え始める。ガイア・ギアαがそのバリアーの衝撃波だけで敵機を撃墜させるさまはあたかもを光の矢・光の鳥のようであった。ジャン・ウェン・フーも、ウル・ウリアンも鎧袖一触で撃墜したアフランシは、レエの導きによりノイシュヴァンシュタイン城でエヴァリーと再会。そのままガイア・ギアαで戦線を離れエヴァリーとアイルランドへ渡った。メタトロンに関する全てを捨て去って隠遁生活をしているアフランシだが、唯一ミランダのことは心残りであるらしく「ミランダ、勘弁してくれ」が口癖になっている。

スペースコロニー独立運動の英雄、シャア・アズナブルのメモリークローン。外見の共通性はシャア・アズナブルと瓜二つというわけではなく顔立ちが似ている程度でしかないが、立居振舞はシャア・アズナブルに似ているとクリシュナは言っていた。シャア・コンティニュー・オペレーションによって生み出され、地球の環境を知るために19歳になるまで南太平洋にある環境保護区の島で育てられた。それはミランダ曰く「地球育ちのシャア・アズナブルにもう一度独立運動を起こしてもらうため」であった。頭の中でカチカチと音が鳴り、声が聞こえる症状に悩まされていたが、それは彼の脳内でシャア・アズナブルの記憶が蘇りつつある証でもあった。育て親であるガバ・スーから「宇宙に上がれ」と言われた夜にウルらに襲われ、マドラスたちに助けられる。理由もわからずに自分を崇め奉り、島から離れようとするマドラスたちに一時は不安を抱くものの、マドラスから直接メタトロンという組織や自らに課せられた期待と役割を教えてもらい、宇宙へ上がることに興味を抱き始める。彼の意識を決定的に変えたのがウルの貨物船奇襲作戦である。ホンコン・マハのガウッサでアフランシの乗った貨物船を奇襲したウルは、アフランシに対し「シャア・アズナブルの記憶を保存させるための人形にすぎない」と言い放つ。その言葉に激昂したアフランシは脳内で聞こえる「声」がシャア・アズナブルのものだということに気づき、その声に導かれるようにガイア・ギアαに乗り、ガウッサを撃破する。今まで触ったことすら無かったマン・マシーンを自由に扱えたことにショックを受けるとともに、自分の存在を確認するために宇宙に上がる気持ちを強くする。貨物船が到着したホンコンではシャア・コンティニュー・オペレーションの責任者であるミランダと面会、初対面にも関わらずどこか懐かしさを感じていたのは彼女が彼の代理母である説を想起させた。エヴァリーとクリシュナがウルの捕虜となると、ミランダの制止を振りきってガイア・ギアαで出撃。撃墜王と称されたジャン・ウェン・フーを含むガウッサ4機を撃破。無事エヴァリーとクリシュナを救いだすが、エヴァリーにはその場で別れを告げスペースシャトルで宇宙へと向かう。アフランシ・シャア個人として接してくれたスパシアス号のクルーと違い、宇宙でアフランシを出迎えたマザーメタトロンのパリッシュ提督・グレン大佐はアフランシをあくまでも「シャアの後継者」として扱う。そのことに心地悪さを感じたアフランシはマドラスらを自らの世話係に任命するとともに、スペースコロニーの生活を実感するためにサイド2のコロニー・ヘラスへと密かに赴く。そこでみたコロニー生活の現実にショックを受けるが、なぜスペースコロニー独立運動が起こったのかも現実のものとして理解した。だが運悪くグレンツェ地区でマハの臨検に遭遇し、わけもわからず逃げ出したところでナジス大尉が運転する車にぶつかってしまう。はからずもマハのリーダーであるビジャン・ダーゴル大佐と面会したアフランシだが、ダーゴルは彼の正体に気づかぬような振る舞いで自らの理想を語りアフランシを翻弄する。それはダーゴルによる罠でマハに逮捕されたアフランシだったが、マドラス船長によって助けだされ逃走する。この頃からアフランシは他人のプレッシャーや意思などを感じられるようになり、ニュータイプとしての目覚めが近づいていた。それが完全に覚醒したのが、ウルの捕虜となったクリシュナを助けるためにゾーリン・ソールに乗った時である。脳内で響くシャア・アズナブルの声を聞き、その内容に共感し、ニュータイプがいかなるものかを理解したアフランシはゾーリン・ソール1機でガウッサ第4中隊を全機撃破。さらにクリシュナも救出する。その活躍はケランをして「赤い彗星」と言わしめた。マザーメタトロンに戻ってもパリッシュ提督らとの溝は埋まらず、むしろシャアの再来として振舞わないアフランシに対する老人たちの不満と失望を招いていくことになる。そんな老人たちから逃げるように、地球に降りるマハを追撃する作戦に自らガイア・ギアαに乗って参加したが、作戦全体の指揮もできず、戦術レベルでもウルのブロン・テクスターに振り回され、多くの部下とマン・マシーンを失う結果となる。さらにユーロ・メタトロンに同行していたミランダからエヴァリーの行方がわからなくなったことを知らされて失意したアフランシはウルのサイコミュ攻撃の前になすすべなく敗れ、クリシュナを人質として奪われてしまった。これを機にガイア・ギアαもファンネルを装備しその後の戦闘では華々しい戦果を上げるようになる一方で、宇宙にいるマザーメタトロンの老人たちとの溝は修復不可能なまでに広がり支援要請に反応すらしなくなる。最終的にアフランシら地上のメタトロンはマザーメタトロンから見放され、マザーメタトロンは連邦軍に編入されることとなる。勝手に祭り上げられ勝手に切り捨てられたアフランシは、ガイア・ギアαで全てのけりをつけることを決意。ジャン・ウェン・フーのギッズ・ギース、マハ・ゲイジス、ウルのブロン・テクスターと全て単独で撃墜し、ノイシュヴァンシュタイン城でダーゴルと対峙する。その途上、ナジスと共に城を脱出するエヴァリーを発見、「必ず島に戻る」と約束しダーゴルの元へ向かう。城でアフランシを待ち受けていたダーゴルは地球逆移民計画が成功するためには多大な時間がかかること、その間に自らの理想が後継者によって歪められるのを潔しとしないことからメモリークローン、ひいてはアフランシ・シャアに興味を持ったことを吐露する。最後はダーゴルとお互いの理想をぶつけ合い、最後は銃で相撃ちになる。生死は不明のままであった。 [声:横堀悦夫](初出 1話)

アン・マーサン 

三十一の二乗において、アフランシとミランダの世話役の少女。背丈は低く頬の上の方にそばかすを残している。食事の終わったアフランシにお茶を勧めたり、引き際をわきまえていたりとよくできた少女。(初出 2巻11章)

ヴァージニア・リー 

ウルに名前を聞かれたエヴァリーが、答えた偽名。彼女が旅をするために用意した偽名の一つで、カトマンズの特別区で育った設定らしく、居住許可証も持っているといった(嘘の可能性もある)。しかし、直後に逆上していたクリシュナに嘘をバラされてしまった。(初出 5巻7章)

ウォン・ロー 

ホンコンマハのマンマシーンパイロット。ウルの貨物船奇襲計画にホンコンから参加し見事貨物船を制圧することに成功したが、逆上したアフランシの乗るガイア・ギアαに至近距離から撃墜され死亡した。[声:菊池正美](初出 3話)

ウル・ウリアン  

マハのマン・マシーンパイロット。表面的にはお坊ちゃんを思わせる人当たりの良い青年だが、裏では自分に歯向かうものに暴力で報いる凶暴な二面性を持つ。特別に素質を見出されてマハに入隊されただけあり、絶えず立居振舞に注意して生活しており、それがまた思い込みから暴発してしまいがちな裏の面を隠すのに役だっている。マハの教義を盲信しているようでありながらも、ダーゴルの思うがままに動くことには反発もしている。ヘラスに入ったスパシアス号にハングライダーの遭難を装っていち早く接近し、入港後も再度クリシュナに接近して食事の約束を取り付けると、即座にアフランシたちへの攻撃を指示。それが失敗するとグレンツェ一帯をミノックスで爆撃させた。クリシュナとの食事の後に本性を現しクリシュナを拉致、それを奪還しようとメタトロン機関が蜂起するとクリシュナを人質にしてブロン・テクスター・ゼロで出撃。さらに宇宙空間で放置する暴挙に出る。地球帰還作戦ではブロン・テクスター量産型でガイア・ギアαと大気圏突入前、突入後と二度に渡り交戦。さらに、メッサーらを追い、迎えに来たエアフォース1のマン・マシーン部隊と交戦。そのさなかにエアフォース1から落下したクリシュナを保護する。ガイア・ギアと接触しながらも何度も取り逃がしていることから、ビューシング・ナッグ部隊の責任者へと降格されるが、そこでもブロン・テクスターに乗れることから転属に満足はしていた。クリシュナに対しても大人な態度で接することができるようになり彼女が受けた催眠尋問のことも隠さずに話したことで彼女と関係を持ちマハに寝返らせる。リエージュの街では情報収集に訪れたルーバン亭でマドラスと鉢合わせ戦闘に。ブロン・テクスターでサエス、ケランのドハディを立て続けに撃破。さらにレエのドハディも大破させる。メタトロンによってヌーボ・パリがミサイル攻撃されると、ビューシング・ナッグを離れて単身ブロン・テクスターでダーゴルの元へ馳せ参じている。クリシュナもその別れの際にウルに別れを告げてビューシング・ナッグを降りている。ジャンウェン・フーが撃ち漏らしたガイア・ギアαを撃破するようダーゴルから命ぜられ、ギッズ・ギースのメインエンジンに換装した改良型ブロン・テクスターで出撃。しかし、メッサーのガイア・ギアαに鹵獲されてメタトロンの捕虜となってしまう。幾度も生き恥を晒すのはプライドが許さなかったのか、味方のビューシング・ナッグが保護に来た際には逃亡を図っている。ダーゴルからは「懲罰は戦果を上げること」と冷笑され休む間もなくギッズ・ギースで出撃。偶然、クリシュナ、エヴァリーと共に移動中だったジョーのゾーリン・ソールと遭遇しこれを撃破する。マハに指名手配されているとも知らずにクリシュナがエヴァリーを売ったため、エヴァリーを連れてダーゴル大佐の元へ彼女を連れて行く。この頃からダーゴルへの反発や彼の鼻を明かしたいという思いが強くなり、彼女をノイシュヴァンシュタイン城へ連れ出してアフランシを城へ誘い出そうとする。これはエヴァリーを助け出したいアフランシと、城を戦闘による破壊から守りたいダーゴル、両者への挑発でもあった。かつての自機だった改良型ブロン・テクスターに乗るメッサーを撃破したものの、フライング・フォームを身代わりにしたアフランシのガイア・ギアαに撃墜された。(初出 1巻12章)

マハのマン・マシーンパイロット。元々はスラム街の出身だったが、ダーゴル大佐に素質を買われて直々にマハにピックアップされた。マハのモットーである「マハはエリートの集団であり、エリートとは向上心を持って常に努力する人である」を実践し、組織の中での立身出世も目論んでいる。そんなウルの野望はダーゴル大佐もわかっており、部下の野望こそが自らの力になるとも思い、あえて身近に置いている。ヘラスにおける弾圧でメモリークローンに関する資料を入手したことがきっかけとなり、アフランシを排除するために地球へと向かった。しかし島での奇襲も、ガウッサを使った貨物船の奇襲にも失敗し自尊心を大きく傷つけられ、アフランシに対して執着と敵愾心を抱くようになる。それは努力で成り上がったウルにとって、シャアの記憶を持っているという「才能」だけで成功しているように見えるアフランシへの妬みでもあった。また、貨物船で尋問したクリシュナに対しても異常なまでの執着を見せ、彼女を「幸運を与えてくれる女神」だと言っていた。ホンコンでもクリシュナとエヴァリーを人質にするも失敗。宇宙へ戻りヘラスでダーゴル大佐と面会した際には「アフランシはお前の前に立ちふさがる壁となったのだ。さてどうする?」と言われ「オレの邪魔をする壁はぶちこわします。」と答えている。ダーゴル大佐からブロン・テクスター第8中隊への配属を命ぜられ、試験飛行をしている最中にアフランシが逮捕されるがその連絡が自分になかったことに憤慨。ナジス大尉の命令に背き、ダーゴル大佐へ直々に面会要請を行う。ダーゴルからはアフランシへの拘りこそが壁であると諭されるものの、拘りを捨てることは出来なかった。ヘラスでもクリシュナと遭遇し彼女を捕虜にするが、救出に来たアフランシのゾーリン・ソールからビームライフルの直撃を受け一度は死んだものと思われた。しかし、運良く生き延び驚異的な回復力で戦線に復帰、地球逆移民計画にもブロン・テクスターで参加しアフランシのガイア・ギアαを翻弄する。それはサイコミュシステムに手を出したためであり、高いレベルに設定されたそれはウル自身にも多大な負担をかけるものであった。そんなウルの暴走はダーゴル大佐からも、アフランシしか目に入っていないのならそれにふさわしい使い方をするまで、と見切りを付けられ「メタトロン討伐部隊」の責任者に任命され本隊から切り離される。地球へ降下して体制の整わないメタトロンの攻撃に成功するものの、エアフォース2を撃墜、ガイア・ギアαを中破させただけでクリシュナを人質にして引き上げてしまう。サイコミュを使わいことを条件にクリシュナと関係を持つが、ヌーボパリの戦闘でセイバー中尉が戦死し、切羽詰まった状態で再びサイコミュシステムを使用してしまう。それをクリシュナに咎められ、アフランシへの敵愾心ともないまぜになった結果、クリシュナだけを連れてノイシュヴァンシュタイン城のダーゴルの元へ赴き、ダーゴルに代わってマハのリーダーになろうと銃を向けるが失敗。ダーゴルから己の弱さを指摘され、さらにクリシュナからも責められようやく自らの弱さと向き合うようになる。最終決戦ではダーゴルから「私を守れ」と命令を受け、ブロン・テクスターで出撃。ガイア・ギアαに撃破され、ノイシュヴァンシュタイン城にたどり着きクリシュナの腕の中で絶命した。[声:森川智之](初出 1話)

エヴァリー・キー  

アフランシと同じ島で育った褐色の肌の少女。ガバ・スーの死後はアフランシと夫婦同然の生活をしていた。嵐のさなかに島を離れたアフランシを追ってキャリ・ハウとトレースの住む島までやってくるが、そこでトルースから「お前みたいな女はアフランシに近づくな」と殴られてしまう。アフランシに助けられたものの、そのまま別れを告げられてしまった。一度はアフランシと別れるも、トルースの手配したシー・ジャックの人質となってしまった。アフランシの機転でシー・ジャックは制圧され、アフランシと一緒にホンコンへ向かった。ホンコンでゾーリン・ソールで宇宙に出ることを決意したアフランシから改めて別れを告げられた。そのまま島へ帰ったかと思われたが、トルースの情報からアフランシがヨーロッパへ下りると知り、ヨーロッパへと向かった。 当初は癇の強いところがあり、アフランシが興味を抱いたモビルスーツに殴りかかったり、ホンコンではゾーリン・ソールに興味を抱くアフランシを永遠の自分のものにするために突き落とそうと考えたこともあった。しかしヨーロッパで再登場した時には修羅場をくぐってきたこともあってか、精悍な顔つきとハスキーな声で別人のような落ち着きを見せていた。それは女に見られないための彼女なりの処世術でもあった。ヨーロッパを移動しているさなかに衰弱したクリシュナを発見、保護する。さらにクリシュナを助けに来たジョーとも合流し、アフランシの元へ行こうとしたものの、その途上でウルに発見されてしまう。ジョーがゾーリン・ソールで撃墜された後、ウルに偽の身分証を見せるが混乱したクリシュナによって身分を明かされマハの捕虜となる。マハ・ゲイジスではダーゴルによって裸にされるが、猿轡のまま会話をすることでニュータイプ的な萌芽も見せた。ギッズ・ギースで出撃するウルによって再び連れだされ、ノイシュヴァンシュタイン城に身柄を移され、そこで全てを終えたアフランシと再会した。その後は2人でアイルランドへ渡り、不法居住者の集落で生活。アフランシの子を宿した。(初出 1巻1章)

アフランシの幼馴染で恋人でもある少女。純粋で島の外の文化に対して敵意のようなものを持っている。ケランにも「とんでもないことをやらかす」タイプといわれる。アフランシと一緒にいるところをウルに襲われるが、マドラスたちに助けられる。アフランシを宇宙に上げようとするマドラスらに反対し、マンマシーンのことも「人を殺す機械」だとしてアフランシに乗らないよう懇願する。しかし宇宙に興味を抱き始めたアフランシには不安も感じていた。成り行きのままホンコンへ行くが、そこでクリシュナと買い物をしていたところでホンコンマハにクリシュナともども拉致されて人質になってしまう。ガイア・ギアαでかけつけたアフランシに救出されるが、宇宙に上がるアフランシから島で待っているよう別れを告げられた。その後、ミランダとはぐれてしまい、島に帰ろうと乗った定期便がインド洋回りだったためにヨーロッパにたどり着いたとろをジャック・ブルームと出会い、共に旅をするようになる。その途中でマハの地球降下部隊に発見されて捕虜となるが、ダーゴル大佐の計らいで賓客としてもてなされ、バイエルンではノイシュヴァンシュタイン城を案内される。最終決戦の前にダーゴル大佐の命令で、ナジス大尉と共に城を後にする。エピローグではガバ・スーと共に島でアフランシの帰りを待っていた。[声:岡本明美](初出 1話)

エミール・ルーサ 

メタトロンの女性マンマシーンパイロット。アフランシの部隊が初めてギッズ・ギースと接触した際に部隊に加わっていた。ほとんどの機体が撃墜された中、無事生き残った。本人曰く「標的にされなかった」だけらしいが、この戦闘で生き延びたのは他に、アフランシとメッサーだけなのでそれなりの腕らしい。バイエルン攻撃の際にも参加している。(初出 4巻12章)

エントー・シスメシア  

ヘラスで占いを営む老婆。マハに追われたアフランシ・ミランダ・クリシュナが逃げ込んだ部屋にいた。見た目は中年かそれ以上だが、肌は若々しい。アフランシを占い「捨て子か?」と断定、「覚悟を持って生き伸びなされ」「アフランシ・シャアの名前は冗談事ではないのだ」とアフランシを諭す。しかしその最中にマハのミノックスによる爆撃が始まり、アフランシと共に逃げる途中で行方不明となった。(初出 2巻1章)

クリシュナの育ての親。グレンツェにあるアパートの二階の奥の部屋で占い師をしていたが目を悪くして以来占いはしていない。「占い師のエントー」といえば知らない者はいない有名人であったらしい。コロニーの生活を見学するためヘラスを訪れたアフランシに対し「久しぶりに占いがしたくなった」と占うが、アフランシが自らの名前に導かれ進んでいることを知り「占いを必要としていない」とやめてしまった。[声:藤夏子](初出 8話)

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