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◆キャラクターデータ一覧:サ行

サエス・コンスーン 

メタトロンのマン・マシーンパイロット。ヘラスでメッサー・レエらとごろを巻いていたチンピラだったが、メタトロンの人質返還要求の際に数あわせでメタトロンに引き渡された。その後アフランシの指導のもと31の3乗でマンマシーンパイロットの訓練を受けるが、その実はマンマシーンを奪って逃げ出す計画を立てていた。結果大気圏突入直後にメッサー・レエと共に脱走。ヌーボ・パリの連邦軍に投降するが、そこで捕虜になっていたトット・ゲーリングの勧めによりトットを連れ逃走、マハの攻撃を振り切りメタトロン本隊に復帰した。その後エアフォース1の偵察活動に同行、ルーバン亭に潜入し銃撃戦を演じる。直後のマンマシーン戦に出撃するが、ウルの乗るブロンテクスターに撃破され死亡した。(初出 3巻4章)

ジェームズ 

ヘラスの警官。ミノックスの爆撃を逃れ、地下シェルターに逃げ込んでいたアフランシが地上に出たところを逮捕した巨漢の警官の同僚。アフランシがマハの差し金で釈放になった時も、『シェルターから出てくるのを見た』と証言するが、アフランシに『あんたは見ていない』と言い返されていた。(初出 2巻3章)

ジェラン・アルサ 

ウル率いるビューシング・ナッグ3号機のメインパイロット。リエージュの戦闘の際には無線をONにしたままクリシュナに話しかけることで、クリシュナがマハに寝返ったことをエアフォース1のクルーに知らしめる。また、ビューシングナッグにミサイルが直撃した際、クリシュナに対して「やっちまえ」とけしかけたのも彼。ヌーボ・パリに恋人がいるらしく、針路がヌーボ・パリに急遽変更になった際には張り切っていたが、マザーメタロンによる爆撃でミュンヘンに進路が変更になってしまったため、目をショボショボさせていた。(初出 4巻6章)

シムナウ・アバーン(アーバン) 

元々は連邦軍の通信士官。組織替えにより連邦宇宙軍がマハの傘下に置かれるようになった後には作戦参謀に転身しマハ・ゲイジスに搭乗する。人なつっこい性格で、本来は部署の違うウルも彼を慕って、マハ直轄の情報室ではなく、シムナウのいる軍・警察・マハ共用インフォメーションセンターに入り浸っていたが、彼自身はウルを血気にはやる青年にすぎないと感じていた。やや日和見的な所があり、マハのように地球連邦政府の内部から世直しをするのよりも、メタトロンのような外部からやらせればいいと考えており、将来メタトロンが実権を握ったとしても、それがよい政治であるのならその支配下に入っても構わないとウルに嘯いていた。マハ・ゲイジスのスタッフとなってからは自らの美学であるノイシュバンシュタイン城を中心とした作戦を立てがちなダーゴル大佐を補佐してきたが、彼の箴言はほとんどが退けられ、最後まで彼はダーゴル大佐に叱責されていた。(初出 2巻9章)

ジャコブ・ベルハーレン 

リエージュの「ルーバン亭」でガードマンのような役割をしていた反地球連邦活動家の男。痩身で頬がこけているものの、その体躯は筋肉質で落ちくぼんだ眼窩には鋭い瞳がある。マドラスらがルーバン亭に寄った際にはサエスとレエの入店は認めたものの、マドラスとジョーが続いて入ろうとした際には「軍人の匂いがする」と入店を認めなかった。ルーバン亭で銃撃騒ぎがあったあとは、ファレスと共にジープでエアフォース1を追いかけ、メタトロンに協力した。整形の心得もあるらしく、ドハディで撃墜されたレエの応急処置も彼がした。ケラン・サエスの戦死、クリシュナの寝返りに浮き足立つアフランシを見て、「ニュータイプの能力は組織に敷衍させられるものではなく、個にしか向かわない」とコメントしている。(初出 4巻5章)

ジャック・ブルーム 

御年75歳になる伝説のメタトロンの活動家。元々はMSのパイロットだったらしい。連邦軍は専任の捜査チームまで作り彼の行方を追っていたが逮捕することは出来なかった。アザリア・パリッシュ提督との意見の相違からマザーメタトロンを去り、ここ数年は反地球連邦活動から手を引いていたようで、死亡の噂まで流れていたが、アフランシ・シャアの噂を聞きヨーロッパに向かう。その途中マルセイユの港でエヴァリーと出会い、共に旅を続けるが、マハに発見され逮捕される。そこで初めてエヴァリーがアフランシの恋人だと言うことを知る。その後アフランシにエヴァリーがマハにいることを伝えるため、ヌーボ・パリで一人解放されたところを、奇襲攻撃に来たエアフォース1に助けられ、その後はエアフォースに乗り込み最後までクルーと運命を共にした。マザーメタトロンの身売りを真っ先に気づいたり、衛星軌道上からのミサイル攻撃の雨を抜けるよう指示を出したりするところはさすがに伝説の活動家だが、女性関係が派手な一面もある。[声:田中信夫](初出 15話)

ジャン・ウェン・フー  

ホンコン・マハからギッズ・ギースを移動させてきた第一陣の指揮官。ダーゴル大佐に対しても物怖じしない発言をし、「言葉・態度の問題は不問にしていただきたい」と臆さず言い切る豪胆な男。だが、白人至上主義のダーゴル大佐からは実力は買われていたものの信用はされていなかった。母艦のコン・タイプ二機から先行して6機のギッズ・ギースでミュンヘンへ向かう途上でアフランシ率いる部隊と遭遇し、4機のドハディを撃墜するも3機の僚機を落とされる。ビジャン・マハと合流後は母艦のコイターペイ・コイリューとともに最前線に投入され、最終決戦ではアフランシが全戦力でミュンヘンに襲来すると読み、アルプス北方にてコイリューでアフランシを迎撃するためにギッズ・ギースでホンコン・マハのみで単独出撃する。ビジャンより「雑魚は相手にするな」の指示を受け、ガイア・ギアαを求めて突進してしまったため薄くなったマハ・ゲイジスの守りをブノアに突破されてしまった。その後レエのドハディと対峙。止めをさしている最中にガイア・ギアαによって撃破された。(初出 4巻12章)

「撃墜王」と称されるホンコン・マハのマンマシーンパイロット。組織内での立身出世よりも、与えられた環境の中で自らの技量を磨くことを望むタイプで、余計な野心が無い分だけダーゴルからの信頼も厚かった。また、彼の心中には「スペースノイドへのコンプレックス」と「地球環境への絶望」が渦巻いており、地球居住者ながらダーゴルの計画に賛同したのはそのためと考えられる。ホンコンでガイア・ギアαとガウッサで対戦した際に撃墜されパイロットを引退したとも囁かれたが、新型MMのギッズ・ギースと共にヨーロッパ戦線に参加。ダーゴル大佐直々の要請でメタトロン討伐部隊に加わり、親子や兄弟よりも固いといわれるパイロット同士の結束を利用したフォーメーション攻撃でメタトロンを翻弄する。が、ギッズ・ギースの機体性能を過信し、フォーメーション攻撃を捨ててアフランシに飛び道具なしのビームサーベルによるタイマン勝負を挑み、「使わない約束」のファンネルを使われ敗退。バイエルン空域での最終決戦ではガイア・ギアのファンネルによりフォーメーションを組む暇も無く僚機が次々と撃墜されてしまう。レエのドハディを人質にとり、ファンネルの自爆をアフランシに求めるもメッサー・レエの捨て身の攻撃でそれもならず、アフランシにスペースノイドへの恨み辛みをぶつけ「ニュータイプが世直しをできるならやってみればいい」と言い残して散っていった。[声:中原茂](初出 4話)

ジョー・スレン  

メタトロンのマン・マシーンパイロット。若く細身の青年で、やや教条主義的な傾向もある。ヘラスで警察に釈放されたアフランシを保護し、マザーメタトロンまで行動を共にした。クリシュナ奪還作戦の際には当初ドハディ4号機で出撃するはずであったが、地上戦を想定しマドラスと共に複座のゾーリン・ソールで出撃した。地球でクリシュナが行方不明になった後は自らの恋心に気づき神経質になるが、それを吹っ切るように出たリエージュの偵察でウルと同行するクリシュナに遭遇。銃撃戦で頭に傷を負い、さらに自らの手でクリシュナの乗ったビューシング・ナッグを攻撃したこともあり心に傷を追ってしまう。ようやく立ち直りかけたところへ追い打ちを掛けるように、捕虜となったウルからクリシュナと別れたことを聞かされ、衝動的に半壊したゾーリン・ソールでクリシュナを探しに出かける。無事クリシュナを救出し、そこで見つけたブノア・ロジャックの日記からマザーメタトロンの老人たちがアフランシの殺害を企てていることを知り、アフランシの元へ帰ることを決意する。しかし、その途上でウルのギッズ・ギースに発見され、丸腰のまま交戦して死亡した。(初出 2巻5章)

メタトロンのマン・マシーンパイロット。スパシアス号のクルーとして地球へ赴き、アフランシ救出の際にはガイア・ギアを操縦する。もともとは普通の大学生であったが、メタトロンの理想に共鳴して活動に参加するようになる。そういったいきさつからなのか、融通が効かず少々頭でっかちな面もあった。マン・マシーンに乗りたいとパイロットを志望。同期生の中ではトップクラスの成績を残すが精神的に脆い面もあった。アフランシがヘラスに潜入した際には、クリシュナとともに同行。スペースコロニーの現実に打ちのめされるアフランシに「問題は行動するかしないか」であり「運動に飛び込んだのだからこれから頑張ればいい」と勇気づける。アフランシとはぐれた後はメッサーたちとマハのガウッサを強奪する。マハ追撃作戦ではドハディ第3小隊の小隊長となり、メッサーとレエとチームを組む。同僚であるクリシュナに対して恋愛感情を抱いていたが、クリシュナがウルの捕虜として連れ去られて初めてそれを自覚する。クリシュナを守れなかった苛立ちをサボタージュしたメッサーにぶつけ殴り合いのケンカにもなった。ヌーボ・パリの戦闘ではウルの口からクリシュナとの関係を聞かされ激昂し危機に陥るが、ケランが身代わりとなって戦死。精神的に追い詰められた状況で独断出撃。ウルのビューシング・ナッグを攻撃するも、ジャン・ウェン・フーのギッズ・ギースに鹵獲されてしまう。さらにクリシュナ自身の口からウルとの関係を告げられ、打ちのめされる。武装解除されたドハディでエアフォースに帰還後、メッサーの気遣いで復活するも、ガイヤスで出撃した直後の戦闘で戦死した。[声:古本新乃輔](初出 1話)

ジョナサン・リーヴ 

連邦軍のマンマシーンパイロット。マハに囚われたクリシュナを救出するためヘラスに侵攻した、ケランの乗ったガイア・ギアαを迎撃するため、ガウッサ18号で出撃した。マンマシーンパイロットになってからのキャリアは数年ある彼だが、実戦経験の無さから臨機応変な対応がとれず、左腰バーニア2基と周辺シールドの損傷だけで墜落してしまう。あまつさえ、アフランシとジョーに機体を奪われるという失態まで演じてしまった。(初出 2巻8章)
ジョブラン 

釈放されたアフランシを迎えに出ていたジョーが、潜伏先のホテルに戻りミランダの部屋をフロントに聞いたときに確認された名前。ジョーは忘れていたのか、予定していた名前と違ったのか一瞬詰まってしまった。(初出 2巻6章)

セゴビィ・ミラン 

マザーメタトロンでデッキ作業を担当する下士官。クリシュナ奪還作戦のため出撃の際、アフランシは彼に心配りの言葉をかけたが、そのような言い方は偉そうに聞こえると逆にアフランシをたしなめる。マハ追撃作戦の際にはエアフォース1にメカニッククルーとして参加している。エアフォース1のメカニッククルーは彼一人であり、コンテナ積み込み作業を終えメッサーらパイロットが遊んでいるときもブリッジに上がらずに作業をしており、「休むなら休む。そうでなければ整備につきあえ」と怒鳴っていた。またメッサーがガイア・ギアαのメインパイロットとなる案が出たときに、「メッサーならガイア・ギアを扱える」と保証したのも彼。(初出 3巻6章)

セシアス・ジィギス 

ブザンソン以降ミランダと共に通信を担当してきた、剛胆かつ用意周到な中年の女性。ホンコンマハがアドリア海南東まで進出していることをアフランシに知らせた。いつの間にかトットといい仲になっていたようで、ブザンソンを放棄する際には彼の荷物も用意していた。(初出 4巻11章)

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