ガイア・ギアデータベースサイト

◆キャラクターデータ一覧:マ行

マーガレット・レーン 

メタトロンのメカニック・クルー。面倒見の良い女性で、マンマシーンデッキにおける仕事全般をチェックする立場にいる。31の2乗に到着したアフランシが最初に接触したクルーであり、その後も移動途中で勢いが無くなり宙に漂うアフランシを助けたり、出撃するアフランシをサポートしたりとアフランシと関わることが多かったため、ケランやキムリーからは「シャア閣下に唾つける」とからかわれたりもした。マハ追撃作戦ではエアフォース2のメカニック・クルーとして参加し、地球に降下した。比較的冷静にクルーの動きを観察することが出来、仲間をを見るのにもいい目をしていることからエアフォース3合流後のブリーフィングでも、トットのいう「ブノア=内部分裂を引き起こす異物」という考えに理解を示していた。さらにロドリゲスからも意見を求められ、ダーゴルがノイシュバンシュタインに固執していることを作戦に利用できないか答え、それについてアフランシに駄目押しの進言をするようミランダから頼まれていた。(初出 2巻10章)

マダム・スケア 

ズィー・オーガニゼーションのヘラスでの潜伏先のホテルでミランダが使った偽名。ジョーはアフランを連れて戻った際にフロントにこの名をいい、アジトの部屋を知った。(初出 2巻6章)

マドラス・カリア  

メタトロンのメンバー。宇宙で最初にアフランシに接触した3人のうちのひとり。40歳になるかならないかくらいの年齢で、鼻の下にはヒゲを蓄えている。アフランシにとっては同盟者とも言える人物。警察内にムラソコという内通者を持っており、そこからはぐれたアフランシの所在を突き止めた。アフランシたちよりも先にマザーメタトロンに帰還し、アフランシを出迎える。クリシュナ奪還作戦ではジョーとともに複座のゾーリン・ソールで出撃している。マハ追撃作戦ではエアフォース1のキャプテンとして地球に降下した。年甲斐も無くロマンティストな一面があり、トットからダーゴルの構想する「ガイアエンペラー」の名称をきき、「ガイアは美しい名前だからガイア・ギアという名前を与えた」と反発している。リエージュの偵察では、ジョーらとともにルーバン亭に潜入しようとしてウルらと遭遇して銃撃戦になる。エアフォース1もその後の戦闘でビューシング・ナッグに乗ったクリシュナからの砲撃で撃沈してしまった。そこで助けてもらったルーバン亭のファレス・デ・ミンネとはいつの間にかいい仲になっており、彼女の存在がきっかけとなり言うことの輪郭がはっきりし、部隊の要としての存在感を増すようになっていった。アフランシに対してもヌーボ・パリのミサイル攻撃に反対し、「今さらあせっても遅い」「俺たちは無能か?」など辛口な意見も口にするようになっていた。エアフォース1を失った後は後方の指揮をとっていたようだが、エアフォース3以降の船長になったかどうかは不明である。マザーメタトロンの老人らと比べれば柔軟ではあるが、主義者的な面も否めない。(初出 1巻10章)

メタトロンのメンバーでスパシアス号の船長。アフランシ・シャアを宇宙に帰還させるため、地球に降下した部隊のリーダーでもある。アザリア・パリッシュ提督ら、マザーメタトロンに乗り込む老人達とは違い、アフランシのリーダーとしての素質を最初に出会ったときから認めており、メタトロン機関の組織内でもアフランシの理解者として彼の行動を支持する。当初はアフランシを「閣下」と呼んでいたが、アフランシ本人の希望もありくだけた言い方になっていった。その親密さがアザリア・パリッシュ提督らには不敬に感じられアフランシから遠ざけられるが、アフランシの希望で世話役につくことになる。スペースコロニーでの現実の生活を知りたいというアフランシの希望を叶えるためスパシアス号でマザーメタトロンを密かに抜け出しヘラスへと向かう。そこでマハの臨検を受けてスパシアス号は脱出するが、本人はヘラスに残りマハの制服を身につけアフランシの救出に成功。スパシアス号でマザーメタトロンに帰還する。マハ追撃作戦ではエアフォース1のキャプテンとして地球へ降下。作戦面でのサポートはもちろん、各クルーの人間関係のサポートも行なっていた。小説版と異なり、マハがヌーボ・パリでクーデターした際には、衛星軌道上からのミサイル攻撃を提案していた。[声:新井一典](初出 1話)

マリーサ・ナジス  

マハ・ゲイジスの中堅士官。マン・マシーン部隊の編成などを担当している。ダーゴルのセックスパートナーでもあるが、自分の仕事にはプライドを持って臨んでいる。(初出 4巻10章)

ダーゴルの副官的存在。実務レベルでの有能さに加えて、自分の「立場」というものをわきまえることの出来る大人の女性であり、ある意味ではダーゴル大佐以上に状況を俯瞰していた人物といえるかも知れない。常にダーゴルの側につき従い、ダーゴル大佐からの信頼も厚く、ただの上官と部下以上の関係を感じさせる。ヘラスでは車を運転中偶然にもアフランシをはねてしまう。ウルについてはその野望を早い段階で見抜いて、危険性をダーゴルに訴えていた。捕虜となったエヴァリーをダーゴルが厚遇していた際には渋い表情を見せたこともあった。最終決戦ではダーゴルの命令でエヴァリーを連れてノイシュヴァンシュタイン城を後にした。[声:山田栄子](初出 1話)

マリーン・ソー 

ディ-プ・ヨーロッパでクリシュナを助けたエヴァリーが、名前を聞かれて答えた偽名。『何者だ』というジョーの問いに『ただの旅行者で、(ジョー達の)協力者』だと説明した。(初出 5巻6章)

ミッシェル・エーケン  

メタトロンの航海士。スパシアス号の航海士で、最初にアフランシに接触した3人のうちのひとり。ハンググライダーで接触してきたウルを救出しようとしたのも彼。船舶の操縦だけでなく、マン・マシーンの整備なども担当する。マハ追撃作戦ではエアフォース1の操艦を担当。リエージュの戦闘ではケランのドハディの整備もしている。メッサーやトットらを今一つ信用しきれずアフランシに食って掛かることもあったが、基本的に気のいい男でリエージュの戦闘後はアフランシとマドラスをフォローしていた。また地球の環境汚染問題に専門的な見地をもっており、マドラスにヨーロッパの環境汚染について説明していた他ヌーボ・パリのミサイル攻撃にも環境的な面から異を唱えた。(初出 1巻10章)

メタトロンの操舵士。マドラス船長の副官的な存在で艦艇の操縦技術には確かな腕を持っており、スパシアス号やエアフォース1の操舵を担当している。地球から宇宙へ脱出する際にはスペースシャトルも操縦した。やや暢気なところがあり、ヌーボ・パリを奇襲した際には、伝説の活動家であるジャック・ブルームに興奮して部下であるジョーからたしなめられている。マドラスがバイエルンのミサイル攻撃をアフランシに提案した時に賛成しているのは小説版と異なっている。[声:堀本等](初出 1話)

ミハエル・キンゼイ 

アフランシの乗ったホンコン行きの定期便をシージャックした連中のリーダー。エヴァリーを人質にとり、定期便をシージャックしたがアフランシの抵抗により、身柄を拘束される。しかし、彼らの行動が反地球連邦政府活動組織と繋がっていることを感じ取ったアフランシによりボヤのどさくさの際に解放される。(初出 1巻4章)

ミランダ・ハウ  

ホンコンでアフランシとエヴァリーを出迎えたメタトロンのメンバー。髪は赤毛とブロンドのミックスで冴えた褐色の瞳の持ち主。いかにもやり手のキャリアウーマンといった風貌で、口のきき方にもキツイところがある。父親は連邦政府の特権的役人だが、シャア・アズナブルへの憧れがきっかけで反地球連邦政府運動に参加するようになる。ホンコンではゼーゲン不動産会社の秘書としてゾーリン・ソールを守っていた。アフランシがゾーリン・ソールでシャトルジャックを行うと、シャトル内部から制圧に協力して共に宇宙へ上がった。暗礁宙域でスパシアス号と合流すると、アフランシのお守り役として行動を共にするようになる。宇宙やメタトロンの組織に慣れないアフランシにとって彼女は唯一の頼れる存在で何かにつけて甘えるような素振りをとっていたが、それに対して「おっぱいが吸いたければノーマルな相手を探してくださいな」とやんわり拒否している。とはいうものの彼女自身もアフランシから甘えられるのを心憎からず思っていたフシもあり、ジョーはそんな彼女を「アフランシを独占したがっている」とも言っていた。父親が連邦政府の高級官僚という背景からアフランシと共に地球へ降りることは許されなかったが、補給物資を積んだエアフォース3で地球へ降下した。これはマザー・メタトロンがアフランシの切り捨てを決定し、アフランシにつながる彼女を体よく地球へ放逐したとも考えられる。地球へ降りた後はアフランシのアドバイザーのような立場になっていたが、地球での経験を経て自立したアフランシには少々鬱陶しさも感じさせていたようであった。しかしアフランシが隠遁後も彼女の名を口癖にしていることからその存在の大きさが窺い知れる。(初出 1巻5章)

シャア・コンティニュー・オペレーションの責任者。ホンコンにアジトを持って活動していた。常にアフランシに対して母親のような優しさと厳しさをもって接する女性。初対面のはずのアフランシが「以前どこかで会ったことがあるような気がする」と懐かしを感じていたのは、彼女がシャアのメモリーチップを埋め込んだ受精卵を代理母として生んだという説にもつながっている。常にアフランシと彼が宇宙に上がることを最優先事項として考えるので、マドラスたちの意見と食い違うこともあった。アフランシが宇宙に上がる際にはエヴァリーのことを頼まれるが、ホンコンで彼女とはぐれてしまった。その後ホンコン・マハによってホンコンのメタトロン組織は壊滅状態となり彼女もヨーロッパへ移動してユーロ・メタトロンと合流、地球に降下したアフランシと再会した。ヌーボ・パリでジャック・ブルームが保護されると、彼の世話役のような立場となる。最終決戦前にアフランシからジャック・ブルームと一緒にエアフォース1を降りるよう言われるが、最後までエアフォース1と運命をともにした。[声:平野文](初出 4話)

ムラソコ 

サイド2ヘラスの警察官。だが、メタトロンの情報提供者でもある。警察に逮捕されたアフランシが釈放されたことを通報したが、それがマハの介入によるものであることまでは見抜けなかった。実際にはメタトロンと言うよりは、マドラス自身の情報提供者の色合いが濃かった。(初出 2巻5章)

メスラー・デッゲン 

メタトロンのマンマシーンパイロット。クリシュナ奪回作戦の際にケランやキムリーらとドハディで出撃した。出撃後のブリーフィングにおいてケランの言った「独善でない力を発動する独裁」説に対して「いいことを言った」と賛同していた。(初出 3巻3章)

メッサー・メット  

メタトロンのマン・マシーンパイロット。元々はトットを頭にヘラスでゴロを巻いているチンピラで、警察署から釈放されたアフランシと知り合う。トットの名前を出したアフランシと打ち解け、「アーフ」と呼ぶようになる。そんなメッサーをレエは「一見粗暴に見えるがどこか真面目で、人肌を恋しがるところがある」と感じていた。その後メタトロンの人質返還要求の際に数あわせでメタトロンに引き渡され、アフランシと再会。パイロットとしての資質を見出され、矯正も兼ねてレエやサエスたちと一緒にアフランシの直轄マン・マシーン部隊に編入される。ゾーリン・ソールを操縦するその腕前はアフランシをして「増長もするが良いパイロットになる。ケランを越える」と言わしめる。だが本人はマン・マシーンを盗んで売りつける腹づもりで殊勝に訓練を受けるふりをしていただけで、地球降下後にレエ・サエスとともに脱走。ヌーボ・パリの連邦軍に接触するが、そこでトット・ゲーリングと再会。徴兵制で集めた強制労働者を使い減らすマハの手口を知りメタトロン本隊に復帰する。その後はヌーボ・パリ西部戦線で戦闘部隊の責任者となり、ブザンソンでアフランシと合流。ギッズ・ギースとの初交戦では生き残るもののゾーリン・ソールの片腕を失ってしまった。ブザンソンで戦闘小隊の組み直しされた後はアフランシに代わってガイア・ギアαのパイロットとなり、ウルのブロン・テクスターの鹵獲に成功。その後はガイア・ギアαではなくブロン・テクスターを乗機とする。ブロン・テクスターの敵味方識別信号を利用してコイターペイを撃沈するなど戦果を上げるが、ブロン・テクスターの特徴を周知していたウルに「左回りが遅い」という弱点を突かれ撃墜された。主義者の集団であるメタトロンの中で彼のような存在は「異物」と言えるが、アフランシはそういう存在こそが組織を活性化するためには必要だと考えていた。(初出 2巻5章)

メタトロンのマン・マシーンパイロット。クリシュナの幼馴染で、ヘラスのグレンツェではガソリンバイクを乗り回すチンピラだったが、仲間思いな一面もありマハの捕虜となったアフランシを救出するために手を貸す。整備兵になりすましてマハのガウッサを強奪するが、マン・マシーンの操縦経験はなく一歩歩かせるのが精一杯であった。その後成り行きからメタトロンに参加、本格的にマン・マシーンパイロットの訓練を受けるようになる。マハ追撃作戦ではレエとともにジョーが小隊長のドハディ第3中隊に配属される。しかし、マハとの戦争に巻き込まれることに反発。一旦は従う姿勢を見せたものの、地球降下後にエアフォース3の爆発に乗じて脱走を図った。だがドハディがセイバー中尉の偵察部隊に発見され、本隊に救助を要請、原隊に戻る。その後、レエやクリシュナに拒絶されて一度は自暴自棄に陥るも、ウルに落とし前をつけたいという気持ちからメタトロンのメンバーとして戦っていく覚悟を決めていく。ヌーボ・パリ奇襲作戦ではジャック・ブルームを発見、保護している。ジョーとは性格の違いから何度か衝突してケンカをしているが、ケランとクリシュナを失って打ちのめされたジョーを立ち直らせたのも彼であった。バイエルンでの最終決戦にも参加するが、ジャン・ウェン・フーのギッズ・ギースに捕まったレエのドハディを助けようとして撃墜された。幼馴染であるクリシュナに対し恋愛感情を抱いていた節もあるが、ジョーとは違いそれに振り回されることはなかった。[声:山寺宏一](初出 8話)
メンム・ケイレン 

31の2乗の艦長。シャア・アズナブルを演じようとしないアフランシに対し、当初から好感を抱いていなかったのか、心情的に味方することは少なかった。クリシュナ奪回作戦の時に、彼が協力的な態度を取った時にはミランダがホッとして相好を崩していた。マザー・メタトロンが連邦軍に吸収された際にはパリッシュ提督やグレンがアフランシの切り捨てに対して動揺し悲痛な面持ちだったのに対して、安堵の色をありありと浮かべた表情と自信にあふれた目でブノアに対してアフランシの処理を厳命し、パリッシュ提督とグレンを叱咤するほどだった。(初出 2巻11章)

Copyright (C) 2001- 2020 ダーゴルのお城. All Rights Reserved.