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◆キャラクターデータ一覧:ハ行

バアム・ゼーゲン 

ホンコンでミランダを使いアフランシとエヴァリーを呼び寄せた男。ゼーゲン不動産会社の社長。島の人間がアフランシを監視していた可能性を示唆し、アフランシのいた島が作られた楽園であることを教えた。会社の定款どうりアフランシにゾーリン・ソールを渡したあと、踏み込んできたホンコンマハにより射殺された。(初出 1巻6章)

ハタナ・ノムソザキ 

31の2乗のブリッジクルー。マハ追撃作戦の際に作戦を急ぐかどうかグレンに尋ねていた。(初出 2巻11章)

ハリー・スェームズ  

マハ・ゲイジスの艦長。鷹揚な性格でクルーから慕われており、年の離れた部下であるウルのことも可愛がっている。地球降下作戦の折にも、当然旗艦の艦長として参加していた。初めて降りる地球に対して憧れのような感情を抱いていたのか、「大空という奴がどういうものか見てみたいものです」などとダーゴルに語っていたが、色よい返事を貰えずふとダーゴルの能力に対して疑義を差し挟んだりもしていた。地球降下後は作戦参謀のシムナウ中尉が登場したこともあり、表舞台からは消えている。(初出 3巻1章)

マハ・ゲイジスの艦長。立身出世を考えるよりも、組織の中で自らの与えられた役割を全うするタイプであり、そのためか出世欲の目立つウルよりも、同じタイプのジャン・ウェン・フーに信頼を置いている。ややマハの能力を過信しすぎるきらいがあり、その点をダーゴルにたしなめられることが見受けられた。地球降下作戦では地球帰還艦隊の旗艦艦長として地球に降下、その後もマハの中核としてダーゴルを補佐し続けた。バイエルンに移動してからは、ノイシュヴァンシュタイン城で指揮を執るダーゴルに対し、マハゲイジスへの移乗や、バイエルンからの撤退を進言していたが、ノイシュヴァンシュタイン城に固執するダーゴルには聞き入られなかった。最終決戦ではマハ・ゲイジスにてノイシュヴァンシュタインを守るべくアフランシと対峙したが、ファンネルによりマハ・ゲイジスもろとも撃破された。[声:谷口節](初出 13話)

ピエトロ 

ルーバン亭にいた端正な顔立ちの青年。銃撃騒ぎで頭部に怪我をしたジョーの手当をした。ファレス・ジャコブと共にリエージュを逃げたが、同道はしなかったようだ。(初出 4巻5章)

ビジャン・ダーゴル  

こけた頬と透明に近いブルーの瞳を持つヘラス政庁のマハ組織を束ねるリーダー。いかにもやり手という感じの人物で、ミノックスによるグレンツェ地区空爆及びメタトロン機関によるクリシュナ奪還作戦の際には官邸での裏工作や軍からマハへの統率権移行などの手練手管を見せた。現状の立場に満足せずマハ組織全体を掌握してそのトップに立つことを欲している。そのための手段として地球逆移民計画を立案・実行した。これは宇宙移民者が再び地球へ帰還する計画だが、実際には徴兵制と強制労働による人減らしの側面も持っており、それによって人類の数を適正なまでに調整し、地球上にマハの共和国「ガイア・エンペラー」を設立してスペースコロニーから地球を鎖国化するという夢想もしていた。その中心として白人種優遇の政策を考えていた節もあるが、本人は「マハに人種差別はない」とも言っていた。計画実行のためにマハ・ゲイジスでヌーボ・パリへ降下するが、マザーメタトロンからのミサイル攻撃によりミュンヘンを中心としたバイエルン一帯へと拠点を移動する。ワーグナーの美学に心酔しており、特にその象徴たるノイシュヴァンシュタイン城に異常なまでの執着を見せた。その執着をアフランシに見透かされ、城を守ることを気を取られて作戦を見誤ったことが自らの死を招くことになる。ウル曰く、計算高い中にもいびつなセクシャルを潜めていて、彼がウルの失敗に関しては寛容さを見せてその度にチャンスを与えるのも、ウルがどれだけ無様な失敗を繰り返すかを見て楽しんでいるサディスティックな面があったと言う。人質にしたエヴァリーを猿轡したまま全裸にするという倒錯的な面も見せた。また、サウンド版とは異なり地球の自然に対しては「風が砂ぼこりを舞い上げるのが気持ち悪い」と感じていた。(初出 2巻4章)

マハの事実上の指導者。地球連邦軍出身で、連邦軍内の人狩り部隊でしかなかったマハを軍の組織の中でも特殊な存在として独立したひとつの軍隊組織にまで仕立て上げた。マハの組織を自らの理想実現のための道具として、なかば公然と私兵化しているカリスマ的な人物。宇宙世紀193年に地球へ降り地球の自然に感銘を受けたことがきっかけとなり、限られたエリートが手を貸すことによる地球環境の早期再生を目指す「地球逆移民計画」を着想する。203年のヘラス弾圧でメタトロンのアジトからメモリー・クローンにデータを手に入れたことがきっかけとなり、シャアの再来たるアフランシ・シャアに興味を抱きウルを差し向ける。アフランシがヘラスに潜入したときには、乗っていた車がアフランシをはねてしまう。手当を受け意識を回復したアフランシと直接言葉をかわしマハの理想を語った。その後地球逆移民計画を実行するために自らマハ・ゲイジスで地球へ降下。そこで偶然にもジャック・ブルームとエヴァリーを捕らえる。地球連邦政府の首都であるヌーボ・パリを表敬訪問すると見せかけ、クーデターを起こして連邦政府の実権も手に入れた。その後はヌーボ・パリを放棄してバイエルンへ移り、ノイシュヴァンシュタイン城を中心として新たな地球連邦政府を樹立しようとするが、ガイア・ギアの前にマハ・ゲイジスが撃沈し、自らも最期はアフランシと相撃ちとなる。ワーグナーを崇拝し、彼の楽劇を具現化したノイシュヴァンシュタイン城を「地球逆移民計画のシンボル」とまで語っていた。彼が行き急ぐようにクーデターを起こしてまで地球逆移民計画を実行したのは、自らの後継者によって自らの理想をねじ曲げられたくないという思いから来たものであり、そのために記憶を受け継ぐメモリー・クローン技術とその成果であるアフランシに興味を抱いていた。部下に対してはエリート=常に向上心を持って努力する人間であることを求め、素質があるものであれば家柄や出自に関係なく登用していた。一時は自らに反旗を翻したウルに対し、最後まで度量の広さを見せて教え諭した。[声:中田譲治](初出 話)

ピョル・スタッフ 

メタトロンの作戦に協力する地球上の不法居住者グループの一人で、ハーマルでは地球に降り立ったアフランシを出迎えた小柄でピチピチした感じのまだあどけなさを残した少女。メタトロンの地球降下部隊のためにラップスカウスなどの食事を準備していたが、素朴なだけの黒パンが人工物に慣らされたスペースノイドに好評だったのには「そんなにおいしいものじゃないのに」とご不満の様子だった。少女らしい言動が多くトットたちのことも「イキがいいっていうのでしょ?」と評していた。クロスハンゼン、キュレらとアフランシの前線基地を設営することを任務としており、ヴァルキュリャ号でハーマルからアドリア海まで基地を設営しながら移動し、その途上でエヴァリーも同乗させていた。(初出 3巻10章)

ファレス・デ・ミンネ 

リエージュにある居酒屋「ルーバン亭」の女主人。ジャコブからは「マダム」と呼ばれている。彼女の店はリエージュ近辺の反地球連邦運動の仲間達の連絡先になっていた。しかし、ウルが仲間のコードを使って店を探りに来たことにより、リエージュの拠点を捨てることを決意する。その後はジャコブと共にジープに乗り、エアフォース1を追跡、メタトロンに協力する。ヌーボ・パリ爆撃作戦の際には夜明けまでにレジスタンス達にヌーボ・パリ周囲100キロからの撤退を指示されている。その後、情報収集をしてモンファルコネにて再びメタトロンに合流している。マドラスとはいつの間にかいい仲になっていたらしく、律儀すぎて組織の中の女性を好きになれないマドラスにとって彼女は良いパートナーであったらしい。(初出 4巻5章)

ブノア・ロジャック 

メタトロンの女性マンマシーンパイロット。31の3乗ではケラン・ミードと腕を競っていたらしい。メタトロンの第3波としてガイヤスに乗って地球に降下してきたが、その実は連邦軍に寝返ったマザーメタトロン幹部から、アフランシを殺害するよう命令を受けていた。彼女自身はそのことについて出来るかどうか思い悩んでいたらしいが、そのことに怯えることなく指揮官としての統率力も見せていた。光の矢となったガイア・ギアが起こす爆発の嵐の中、コイリューを撃沈。しかし誘爆したマハ・ゲイジスの核融合炉の爆発に巻き込まれ戦死した。サウンド版では登場シーンはなかったものの、マハ追撃作戦にて、マザーメタトロンのマンマシーンデッキにて「ブノア・ロジャック小隊」という名前がコールされている。(初出 5巻5章)

ヘイラル・ハルメス 

メタトロンのマンマシーンパイロット。クリシュナ奪回作戦の際にケランやキムリーらとドハディで出撃した。マハ追撃作戦にも参加し地球に降りるが、ボーズ隊に参加し偵察に出かけた際にウルのブロン・テクスター改良型に撃墜された。(初出 3巻3章)

ボーズ・ガルチェ 

メタトロンのマンマシーンパイロット。いかにもパイロット気質にあふれていたが主義者の堅さも併せ持っていた。ギッズ・ギースと初めての接触からガイア・ギアαが戻る前に、マンマシーンと艦艇の整備に必要な資材が搬入されているらしきミュンヘン方面の工場群へ偵察に出かけたものの、ウルのブロン・テクスター改良型に撃墜された。だが、彼の命を懸けた欺瞞行動が、ガイア・ギアαによるブロン鹵獲につながった。(初出 5巻1章)

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